検査機器 | つじ耳鼻咽喉科

検査機器

つじ耳鼻咽喉科では耳鼻科で必要とされるさまざまな検査機器を導入し、迅速かつ正確な診断に努めています。

鼻腔通気度計(HI-801)

鼻のつまりやすさを計測する機械です。鼻呼吸、鼻閉の程度、治療適応、効果を評価を客観的に計測します。睡眠時無呼吸症、アルゴンプラズマ治療の適応、効果判定にも利用します。

アルゴンプラズマ凝固装置

当院では、「アレルギー性鼻炎」の焼灼治療にアルゴンプラズマを使用しています。症状が慢性化して粘膜が厚くなり、薬が効かない場合や頑固な鼻閉には非常に有用です。個人差はありますが、1,2年間効果が持続します。治療は予約制で、外来日帰り手術です。麻酔液のついた綿を鼻に入れて局所麻酔します。焼灼治療時間(5分~10分)、麻酔、治療すべて含めると1時間程度です。治療後1,2週間は鼻つまり症状が起きますが、その後改善します。保険適応で、3割負担の方で5000円から6000円程度です。

携帯用睡眠時無呼吸症検査装置 3台(LS-120,140,330G)

就寝時に装着し、ボタン一つで測定を開始する簡単操作で、睡眠中の鼻呼吸、イビキ、脈拍数、無呼吸の程度血中酸素濃度の状態等を解析可能です。体動センサによって睡眠時の活動を記録でき、活動部分を除外でき、正確な診断が可能です。

お子さまから大人の方まで検査が可能です。
睡眠時無呼吸症候群とは・・・

電子内視鏡 2台(EPK-S, EPM-1000)

直径2.6mm、3.1mmの細いファイバーで、中鼻道やアデノイド、咽頭、喉頭の観察が行えます。PCに記録録画するので、病変を供覧しながら、目に見えわかりやすい病状説明と治療方針の相談をおこないます。

赤外線頭位眼振画像記録装置(IEM-2、NM-1)

メマイによって生ずる頭位変化、眼球運動を観察記録する装置です。
赤外線を使用し、眼球は拡大されるため、非常に有用で精度の高い検査ができます。

耳管機能検査装置

耳管狭窄症、耳管開放症、滲出性中耳炎など耳管を主体とした疾患の診断、その治療の判定を行える検査装置です。音響法では自然な状態(唾を飲み込む運動を行った時)の耳管開閉機能の検査が行え、痛みを伴わないため、幼少児でも検査可能です。

超音波検査機器(A、Bモード)

甲状腺や耳下腺、顎下部の腫瘍病変、リンパ節病変のチェックに使用します。A、Bモード超音波副鼻腔診断装置により体への侵襲がなく小児、妊婦の被爆のない迅速な検査が可能です。

聴力検査機器2台 (AA-M1B, SA-51A)

聴力検査機器2台を用い、検査の待ち時間の短縮をはかっております。標準聴力検査、語音聴力検査、SCSI、ABLB、自記オージオメータ、耳鳴り検査(ピッチマッチ検査、ラウドネスバランス検査)を行います。また身体障害者福祉法15条指定医でありますので、難聴に関する身体障害者の認定も行っております。

社団法人大阪府耳鼻咽喉科医会主催の初級・中級聴力検査講習会に於いて全過程を終了したスタッフが検査を行います。

インピーダンスオージオメータ4台 (RS-32, 41, RS-M1B, SA-51A)

ティンパノメトリーは中耳の状態を調べる検査です。この検査で分かることは、中耳の圧力、中耳貯留液の有無、中耳伝音系の動きです。小児疾患では、滲出性中耳炎や耳小骨の離断や固着などの疾患の検出に非常に重要な役割を果たします。
聴力検査機器4台所有し、検査の待ち時間の短縮をはかっております。

顔面神経刺激装置(FNS-03)

顔面神経麻痺の程度を電気生理学的に診断する器械です。麻痺の重症度や回復過程を電気的に検査します。

電気味覚計(TR-06)

舌に弱いプラスの電気を流して刺激レベルを変化させ、金属味の感じ取れる度合いを調べます。味覚障害はもちろん、顔面神経麻痺の予後判定、部位診断にも有用です。

味覚検査(テーストディスク)

ろ紙ディスク法による、甘味、塩味、酸味、苦味の味をそれぞれ染み込ませたろ紙を舌の上にのせて、どの味を感じられるかを調べる検査を行っています。

耳鼻科専用X線装置(IROL-21)、デジタルレントゲン(NA0MI)

負担の少ない体勢かつ短時間で撮影できるレントゲン装置を使用。
当院では開院当初よりCRを導入していましたが、2009年7月より、新たにデジタルレントゲン(DR)導入し、撮影後すぐに画像が表示されるため、患者さまの待ち時間の短縮がはかれるようになりました。

手術用顕微鏡

鼓膜切開、チューブ挿入など細かい耳処置、手術の際に使用します。

ワイヤレスオトCCDスコープ(ME-16)

中耳病変をワイヤレス耳鏡にて、テレビ画面に写すことにより、患者さまと供覧できます。

COR(条件詮索反応聴力検査)

条件詮索反応聴力検査は音刺激に対する探索反応や定位反応を、光刺激を伴った玩具によって強化・条件付けし聴力を測定します。対象年齢は~2歳までの乳幼児となります。

DOPAE(歪成分耳音響放射検査)

DPOAEスクリーナーは音に対する蝸牛内の外有毛細胞の反応を記録し難聴のスクリーニングを行う機器です。内耳から外に向かってエコーが返ってくる現象を利用して外有毛細胞が健在であるかを検査します。新生児から行うことができるという利点がありますが、聴力に異常がなくても外耳道が狭かったり、中耳腔に貯留液が存在すると反応なしと判定されてしまいます。また、高齢者の難聴では多くの場合この外有毛細胞の機能低下が問題となるので、この検査法は有用です。

ネブライザー(吸入装置)

ネブライザー治療とは、お薬を霧状にして直接鼻から吸い込み、鼻や鼻の中の周囲に広がった副鼻腔という空洞にお薬をゆきわたらせて、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎の炎症症状を治す方法です。

鼻洗浄

鼻腔に貯留した、鼻汁、膿汁を洗浄液にて洗浄します。

スパイロメータ(HI-101)

呼吸器に関する病気の性質や病状を調べるために、肺の容積、換気レベルを調べる機器です。タバコの影響などによる、COPD病気分類の自動解析ができます。

鼻手術用内視鏡

(STORZ社製の内視鏡を使用しています)
レーザー治療や一般の鼻の手術に使用する内視鏡です。

重心動揺計 (GS-7)

からだのふらつきや、めまい・平衡障害のスクリーニングに適しています。体の揺れの大きさ、方向、スピード、規則的な揺れかたをするのか、などをコンピュータを用いて分析します。肉眼でみて判断する直立検査に比べて、身体動揺を客観的に記録として残したり、より詳しい分析ができるようになります。
からだのふらつきおよびめまい平衡機能の経過観察とスクリーニングに加えて、中枢性機能障害(脳血管障害)か迷路性めまい平衡機能障害かの診断の手助けとなります。

パルスオキシメータ(ATP-W03)

指にはさみ込み、動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定する装置です。
当院では、入浴中でも測定可能な装置を採用しています。

超高感度インフルエンザ検査機器(富士ドライケム)

発症まもなく、ウイルスが少ない感染初期のインフルエンザの時期でも、高感度のインフルエンザ検査により早期発見が可能です。